世界一周の旅へ出発 Vol.1 〜パパの育休は「家族5 人で”感動体験”を共有する期間」〜

こんにちは!井上千絵です。夏休みを使って家族で旅行に行ったり、いつもと違う体験をしたいと考えている【Molecule(マレキュール)】読者の方も多いのではないでしょうか。今回インタビューさせてもらった旅行コンサルタントの戸田愛さんは、子供たちが夏休みに入った2019年7月21日から家族5人で世界一周の旅へ出発しました。ところが、よく聞いてみると帰国は来年3月だとか!?私の中では色々なハテナが駆け回ります。旦那さんのお仕事は?子供たちの学校は? 家族で話し合って決めたという「世界一周旅行」、その目的はいかに。本日からシリーズでお届けします。

世界一周旅行の決め手は長女の一言だった

戸田愛さん | 大学卒業後、海外団体旅行の添乗員としてヨーロッパ各国を飛び回る。結婚・出産を経て4年前に新規事業として旅行ガイド事業をスタート。またオーダーメイド旅行のコンサルタントとして働きながら、今年から旅行医療サポート事業も新たに展開。大阪市在住、小学3年の長女、小学1年の長男、1歳の次女を育てるママ。

戸田:子育てをしながらも、いつも仕事のことばかり頭のどこかで考えてしまうことが多かったので、世界一周旅行の一番の目的は、家族で濃い時間を過ごせたらいいなということですね。別に世界一周すること自体は「手段」でしかなくて、濃い時間が過ごせればそれでいいんです。あの時、子供ともっと向き合えばよかった、という後悔だけはしたくなと思っていて、子供たちの成長それぞれが旅先で見られたらいいなと思っています。」

こう話すのは、大阪市内でオーダーメイド旅行のコンサルをしている戸田愛さん。新卒から旅行会社で添乗員をしてきた経歴の通り、根っからの旅好き。大学時代から交際していた旦那さんとは、学生時代から「いつか世界一周旅行したいよね」と2人で話してきた。

ところが実際は、大学を卒業して就職・結婚・出産・子育てとライフステージがめまぐるしく変わる中で「いつか」の世界一周は、遠い夢に変わってしまったかのように諦めかけていたそう。

ところが2018年の秋、その夢を現実に変える転機が。

戸田:「去年の秋に「世界の旅」をテーマにした千葉県の野外フェスに家族で参加した時に、長女が「良いなあ。私も家族5人で世界旅行したいな」と突然言い出したんです。私は、いまの仕事は場所を変えても出来る状態だったので、今すぐに世界一周をするといっても気持ち的には全く抵抗はなかったのですが、主人は仕事もあるし、(長女の言葉は)きっと流されるだろうなあと思っていたら、急に「良いやん!今しかない!」って言い出したんです」

長女の一言に旦那さんの心が動かされた形で、遠のいていたはずの世界一周旅行が一気に現実味を帯びてきた。

家族で世界一周に向け、パパは初の「10ヶ月育休」取得を決意

戸田さんの旦那さんは大手企業に務める会社員。突然長期休みを申請して旅に出られる環境ではなかった。まず最初にアクションしたことが、子供が3歳まで取得可能な会社の「育休制度」を使うことだったそう。

なぜなら長女、長男の出産の際は、仕事が多忙を極め、会社の育休制度が整っていても、そのタイミングを逃してしまったそう。だからこそ、今このタイミングで10ヶ月間の育休取得を決意出来たのかもしれない。

戸田:主人はずっと仕事が忙しくて、子供が寝てから帰ってくる生活でした。さらに休みの日も外出が好きな我が家なので、なかなかゆっくり食卓を囲むことがない日が8年ほど続いていたんですけど、3人目が生まれて、主人も30代になって仕事も余裕が少しずつ出てきて、育休を取るという選択肢が初めて出てきたようです。3人目の子が、今イヤイヤ期に入ってきたのですが、主人は「二人(長男長女)はそんなイヤイヤなかったのにね」とか言うんですけど、いやいや、みんな同じ大変な時期があったから、って突っ込んでいます(笑)。

戸田さんの旦那さんは、普段から家事育児に協力的ではあったものの、やはり「ママのサポート」というスタンスと、自分主体で子育てをする育休期間は違うもの。この期間が旦那さんにとっても、大きな価値観の変化をもたらしているようだ。

子どもたちと決めた旅の計画。世界を回りながら仕事も子育ても楽しむ

 

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小学生の長男・長女の夏休みを待って、友人たちに見送られながら7月21日にタイへと出国した戸田さん。

行き先は、今回の世界一周旅行のきっかけにもなった長女(8歳)が書き出した「100個の夢ノート」を中心に選定し、中東→南アフリカのケープタウンへ。そしてヨーロッパからジブラルタル海峡→モロッコ→南米に渡ってマチュピチュやイースター島などを巡り、アメリカで年末年始を過ごして、アラスカ→ニュージーランドを回って帰国するイメージだそう。

お友達や家族から世界一周に向けた応援メッセージの寄せ書きをもらった戸田さん一家。長女が家族5人の似顔絵を書いて完成。この旗を持って世界を巡るのだそう。

その間は仕事をお休みするのか、と言ったらそんなことはもちろんないようで。今回の旅の目的の一つとして、普段はテレビ電話やメールでやり取りをしている海外在住の日本人ガイドさんたちに会いに行ったり、これから旅行に行く方が安心できるように現地を知ることも戸田さんの大切なミッション。

戸田:日本にいる時と場所や状況は変わるんですけど、家族と一緒に過ごしながら、ガイド事業や旅行コンサルタントとして日本のお客様へのご案内もしていきます。更に、今年から看護師の友人と一緒に旅行の医療サポートの事業も始めていて、病気や障害があったりで海外渡航が不安な方でも旅行に行きやすくなるように、現地医療機関の視察や現地調査を行っていきます。

戸田さんの仕事を支えてくれているスタッフと二女と

仕事を1人で背負わず、日本にいるスタッフがサポートしてくれることで、場所を選ばず世界のどこでもPC一つで仕事が出来る環境が少しずつ整ってきた。そしてそれが、家族で世界一周をしながら仕事も子育ても楽しむ、という新たな選択に繋がったそう。

戸田:子どもが産まれたら出来ることが制限されるんじゃないか、といった将来への不安で結婚を躊躇している方や、逆に結婚したあとも、子どもが産まれると自分の挑戦はなかなか出来ない、と思い込んでいる人がすごく多いと思うんです。だけど私は全く反対だと感じていて。結婚して帰る場所・家族がいるからこそ自由に自分がしたいことをさせてもらえていると思うので、結婚しても子どもがいても旅ができたりどこでも仕事が出来たり、自分のしたいことが出来るということを世界一周を通して、自分自身も再確認したいです。そして、そのような女性がもっと増えると良いなと思います。

<編集後記>

筆者がもし世界一周旅行をするとしたら、「いつからいつまでは●●に行って●●を見て、●●を食べて…」など細かくプランニングしたくなりそうなところだが、戸田さんはざっくりとした旅の計画のみで、滞在日数も行った先で決めていくのだそう。(夫には、もっと細かくプランして、と言われた裏話も教えてもらいましたが(笑))。

そして、子どもたちが通う小学校は、「今しかない体験だから帰ったらたくさん話を聞かせてね」と、先生方もお友達も温かく送り出してくれたそう。旅先ではきっと、色々な発見や戸田さんが新たに見る世界があるのでしょう。だからこそ、【Moleule(マレキュール)】では、戸田さん家族の世界一周を旅先でも追い続けたいと思います。ぜひ戸田さんのインスタグラムでも旅の様子をチェックしてみてくださいね!

▼戸田愛さんのインスタグラムはこちら▼
https://www.instagram.com/tokotoko_mom/