「世界を一気に広げたボランティア活動」|未来をきりひらく人生計画vol.4

目の前の仕事と子育てに追われている中で、未来=数日後にしか思考が及ばなくなり、いつしか自分にとってワクワクする5年後、10年後の未来は見えなくなってしまった…そんな渦中にいる【Molecule(マレキュール)】読者の方も多いのではないでしょうか。未来思考プランナーの横田麻里子さんは、「人生計画が趣味」と言うほど、二児を育て、働きながら思考は遠い未来にまで及んでいるのです。彼女の脳内を本連載から垣間見ることで、ワクワクする未来の作り方・考え方のヒントをもらえるかもしれません。

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助走期間で磨かれた「決断力」

「よし!やりたいことは全部やってみよう!」

産後、自分が心からやりたいことがわからずモヤモヤし続けた日々。しかし、目指す方向性が明確になってからの私は、やる気エンジン全開!!

第二子の育休中にモヤモヤ期間から脱出できた過程は前回の記事の通り。

まずは整理収納を極めて環境を整え→ひたすら自身と対話することで自己理解を深め→ストレングスファインダー®で自分の強みを客観的に把握し→コーチングを受けたことで覚悟が決まり→自分の目指す方向性が明らかになりました。

【私が心からやりたいこと】

自分の考えや経験を伝えることで、誰かの人生を前向きにするお手伝いをしたい。特に、子育て世代、育児と仕事の両立を頑張るママ・パパたちを笑顔にしたい。

「女性支援」「子育て支援」「ワーママ支援」という自分が大切にしたい軸を見つけました。モヤモヤ期間を卒業するには相当なエネルギーが必要でしたが、高いジャンプをするために必要だった助走期間であったと今は確信しています。

ただモヤモヤと思い悩むのではなく、歩みを止めずに自分と向き合い続ける。主体的に一歩を踏み出し続けることが、未来をきりひらく鍵になると思うのです。私自身も葛藤しながらも歩み続けた結果、自分の優先順位や判断基準が明確になり、決断力が高まりました。自己分析で決断力を身につけたことが、のちに数多くのチャンスへとつながったのです。

自信とは「自分を信じること」

新たな世界に飛び込む初めの一歩として、育休中ボランティアで「ワーママ支援」を軸としたママボラン(当時)のライターに応募しました。ボランティアの応募にあたり、エントリーシートを作成。

「今までの業務で身につけた自身の経験やスキルを踏まえてどんなボランティアがしたいのか。ボランティアを通して得たいこと」などを書くのですが、自己分析を通してこれまでの人生をじっくり振り返り、今までの経験や自分の気持ちを棚卸しながら自身と対話し続けたことがおおいに役立ちました。また、自分の長所も短所も理解したうえで、自分のことをまるっと受け入れられるようになったことが自信にも。

さらに、自分自身を徹底的に追及したことで、経験や思考を言語化できる力も高まっていました。

「編集×ライター×女性支援」を軸に、

「今まで培ってきた編集スキルを活かして情報発信をしていきたい」
「育児中の女性を中心に多くの人と出会い、多様な価値観にふれたい」
「育児を楽しみながら育休中にしかできない経験をして自分自身を成長させたい」

想いが明確だったことと運の良さもあり、希望のライターボランティアに即日採用いただけました。

当初はワーママ向けイベントのライター業務から始まりましたが、その後、スタートアップ企業やNPOなど代表のかたへのインタビュー、ワーママ交流会のファシリテーター、先輩ゲストとしてイベントでお話する機会、イベントの企画・運営・司会など思いもよらなかった数多くのチャンスをいただきました。

チャンスが現れる前に自分ができる限りの準備をしていたことにより、チャンスが巡ってきた際に確実につかむことができたのだと思います。

まさに激動の日々。素晴らしい出会いの数々に感動しながら、自分の世界が一気に広がるのを実感する毎日。

「いつ、どこで、誰と、どのように働くのか」

働き方や価値観は人それぞれ。選択肢は様々ですが、正解はありません。大切なのは「自分が選んだ道を正解にするように前向きに努力していくこと」なのだと思います。

この秋から復職した私ですが、ボランティア開始時は第二子の育休中。8か月の息子と4歳の娘の育児をしながらのボランティア活動は大変なこともありましたが、親子にとって良い経験でした。

とあるコワーキングスペースで取材をした際に子ども達も連れて行ったのですが、帰り道に娘から「お母さん、ニコニコお仕事して素敵!」と言われて思わず胸がジーン。ボランティア活動によって私がイキイキと働く姿を子どもに見せられたことを嬉しく思う一方、娘に仕事をする姿を見せないようにしていた自分に気がつきました。

自分が子育てと仕事を両立することを決めた以上、働くことに対して罪悪感を持たないように気をつけていましたが、「子どもの前では、お母さんの自分でいなくてはいけない」という呪縛を無意識に自分にかけていたようです。

子ども達のためにも「1人の女性として、使命・生きがいを持ってイキイキと自分らしく人生を歩みたい」。葛藤しながらも、自立して未来をきりひらく姿を見せたいなと強く思いました。

挑戦は「新たな自分に出会うチャンス」

ボランティア活動を通して多くの出会いがありましたが、未知の領域にチャレンジするたびに新たな自分にも出会えました。ワクワクすることに対してはエネルギーがどんどん沸き、何にでも挑戦できる自分も知りました。

「初対面とは思えないほど話しやすい!」
「2人のお子さんがいるのにフットワーク軽すぎる!」
「ホームパーティー100人は普通じゃないよ!」
「思いを言葉にする力がすごいよね!」
「連日ボランティア活動やってバイタリティありますね!」

など、日々たくさんの言葉のギフトもいただく中で思い出したのは「ジョハリの窓」。

「ジョハリの窓(Johari Window)」とは、自己分析に使用する心理学モデルの一つ。自分自身が見た自己と、他者から見た自己の情報を分析することで次の4つに区分して自己を理解するというもの。

  • 【解放の窓】自分も他人も知っている自分の性質
  • 【盲点の窓】自分は気付いていないが他人は知っている性質
  • 【秘密の窓】他人は知らないが自分は知っている性質
  • 【未知の窓】自分も他人も知らない性質

人には皆、4つの側面があるとされていますが、ジョハリの窓ではそれを図解にしています。

4つの角度から「自分」を見つめ、自分をより深く知ろうとするものです。意外と自分で自分のことは理解できていないもの。特に、自分の長所や強みを見つけることは難しいのではないでしょうか。人と関わることで、自分では気づけなかった自分を知ることができるかもしれません。

かつての私は長い間モヤモヤし続けていました。そのモヤモヤの正体は、自分が目指したい方向性がわからないことに対して何も行動できていなかったこと。そんな私が目標を明確に設定したことでフットワークが軽くなり、積極的に行動することでワクワクする未来をきりひらけるようになりました。

次回は、「チャンスのカギとなった行動力」をお届けします。

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