「成長を加速させた仲間の存在」|未来をきりひらく人生計画 vol.6

「人生計画が趣味」と言うほど、二児を育て、働きながら未来計画を着々と「現実」として歩んでいる未来思考プランナー横田麻里子さんの連載も6回目となりました。今は自分のやりたいこと、これから自分が力を入れて取り組んでいきたいことが明確になっている横田さんですが、意外なことに第二子の育休前までは、モヤモヤすることも多かったのだとか。そんな彼女のターニングポイントを今回はじわりと掘り下げて執筆してくれました。【Molecule(マレキュール)】読者の皆さんにとっても、彼女の脳内を本連載から垣間見ることで、ワクワクする未来の作り方・考え方のヒントをもらえるかもしれません。

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共に頑張ることで「高め合える関係」

「仲間」と聞いて思い浮かぶ人はいますか?

学生時代の部活仲間、サークル仲間、ボランティア仲間、仕事仲間など。

目的や目標を共有して協力しあった相手のことを思い浮かべたのではないでしょうか。

私は小学生で部活に入部し、中学生・高校生・大学生になっても常に音楽に関わる部活やサークルに所属していました。コンサートや発表会に向かって仲間と全力で努力し、ときに涙しながら感動を共有。まさに青春の日々。かけがえのない時間をともに過ごした仲間の存在は、人生の宝といっても過言ではありません。

部活やサークル活動に青春を捧げた学生時代でしたが、社会人になってからは仕事中心の生活へと変化。平日のランチタイムはできるだけ毎日違う人と行くようにしていましたが、交友関係は会社内が中心でした。目の前の仕事に没頭する一方、自分の視野をもっと広げたいと思う気持ちが強くなりモヤモヤ…。

そんなモヤモヤ期間から脱出できたのは第二子の育休中。その過程は以前の記事(vol3「一歩を踏み出せた勇気」)の通り。

モヤモヤ悩んで立ち止まるのではなく、勇気を出して一歩を踏み出そう!と決意。

「育児を楽しみながら自分自身もさらに成長したい」
「多様な業界の人たちと出会い、世界を広げたい」
「育休中も社会とつながり、人の役に立ちたい」

その思いから、ワーママ支援を軸としたライターのボランティアに応募。主に育休中のママ対象の取り組みで、スタートアップ企業やNPOなどの社会課題に取り組んでいる企業の取材・ライティングのお手伝いをするというものでした。

その後、ワーママ交流会のファシリテーターも担当させていただくことになったのですが、そのことがきっかけでワーママを中心に交友関係が一気に広がりました。思いきって新たなコミュニティに飛び込んだことで多くの出会いがあり、その後の人生に大きな影響を与えることになったのです。

「環境」が変わると「未来」が変わる

ボランティアの登録者は、営業、マーケティング、企画、人事、経営管理など職種も様々。

毎回の交流会でお会いするママ達はボランティア先も異なる初対面の人ばかり。しかし、育休中という立場や「社会に貢献したい!」という前向きな気持ちはみな同じ。共通の目的意識があることで、あっという間に打ち解けました。

交流会では自己紹介から始まり、毎回のテーマに応じてお互いのボランティア活動内容や日ごろのモヤモヤについてのお悩み相談、家事の時短テクニックの共有、子育てや教育についての考え、今後のキャリアについてなど、アットホームな雰囲気の中ざっくばらんに語り合いました。

それぞれの悩みを打ち明けたりするなかで親近感が湧き、相手との距離がぐぐっと縮まりました。大人になってから「今後の夢や目標」について語り合う機会はそう多くはないのではないでしょうか。

私はボランティアで日々、今後の人生について話す機会をいただきました。自分の人生について本気で考えたこと、そして仲間から「今後どうしていきたいのか」問いかけを受けたことで自分の夢をはっきりと自覚しました。

お互いに応援し合うことで、深く築けた信頼関係。夢を語り合い、お互いを応援するなかで絆がどんどん深まり、気づけば「大切な仲間」になっていました。

ボランティアで出会ったワーママ仲間達は、「育児も仕事もプライベートも楽しもう!」という意欲的な人ばかり。

アンテナの感度も高く、よい刺激をたくさんいただきました。そんな素敵な人たちに囲まれて過ごす中で、私自身の行動範囲も一気に拡大!

仲間とワクワクする情報交換をたくさんしているうちに、世界が一気に広がりました。

仲間と過ごした日々は、「心の支え」になる

「MIRAIS(ミライズ)知ってる?」
「麻里子さん、絶対向いてると思うよ!」

ボランティア仲間たちから紹介してもらった育休コミュニティ「MIRAIS」。

MIRAISは「なんとなく育休をなくしたい」をミッションに、育休を自己実現の積極的な機会とするためのコミュニティメンバー限定Facebookグループを使ったオンライン活動を主としており、全国各地及び海外からの参加者も在籍し、キャリア、子育て、自身の成長などジャンルを問わず1人ひとりがテーマを設定し、育休を有意義に過ごす活動をしている場です。

▼MIRAIS代表・栗林さんのインタビューはこちら

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早速MIRAISについて調べると、「どんな出会いが待っているんだろう?!」とワクワク!

自分の直感を信じてMIRAISへの参加を決意。

活動のメインは、メンバーそれぞれが自由に育休の「テーマ」を決めて、行動し、振り返ること。テーマの達成に向けて毎月メンバー同士で進捗を確認しあうのですが、毎回学びの連続でした。

私が決めたテーマは「ごきげんママとして、ワクワクする未来をきりひらく」。

理由は、「ママ」の自分も「ありのままの自分」も大切にしたいから。テーマ設定にあたり、自分自身と対話し続けました。

「母」として子どもたちとしっかり向き合って、家族との時間を大切にしたい。それだけではなく、「私らしさ」も大切にしたい→私は「やらなくてはいけないこと」ではなく、「好きなこと・ワクワクすること」をニコニコと笑顔でやりたい→そのために、自分の気持ちに正直に行動したい。

私がワクワクすることは、「人と出会い、想いを共有し、未来について前向きに考えること」・「興味があることに積極的にチャレンジすること」・「行きたいところに行くこと」。

あらゆる場面において、自分が「ごきげん」でいられる選択をし、家族も周りも幸せにできるような毎日を積み重ねていきたい。そうすることで、自分らしいワクワクする未来をきりひらけるはず。

このように自分と対話しながら決めたテーマを設けたことで、育休中も主体的に取捨選択して行動できました。実は第二子の育休取得前は日々の「やるべきこと」に追われて「やりたいこと」を見失っていた私。

育休中は、自分の「ワクワクしてやりたい」という気持ちを大切にしました。

「人生計画」同様、自分の目指す姿を明確に描くことで日々の充実度が変わりますさらに、毎月仲間とテーマに向けてどう行動したのかを振り返る習慣ができたことは私にとても良い影響を与えてくれました。

私の夢の1つだった「仕事や育児でモヤモヤしている人の気持ちをラクにしたり、背中を押して前向きな気持ちにしたりするお手伝いもしたい」という想い。

そのために「いつかライフプランやキャリアプランの講座を開催したい」と思っていたのですが、そのことを語ると

「ぜひ講座をひらいてほしい!」
「興味があるから聞きたい!」

と仲間達からたくさん背中を押してもらい、予想以上のスピードで実現。

やや完璧主義の傾向があった私は、「講座をやるならもっと知識を深めて、資料も極めてから開催しなきゃ」と思っていましたが、勇気を出して「ワクワクする未来をきりひらく人生計画」講座(①人生を整える ②モノを整える ③お金を整える)を開催。

講座日程が決まれば、そこに向けて全力で資料作りを開始。自分がやりたいことだったため、準備も本番もワクワクした気持ちで取り組めました。

初めての講座でしたが本番も楽しく、仲間達からも「モチベーションが上がった!」「気づきが多く、勉強になった!」と前向きな感想をたくさんもらえて嬉しくなりました。「夢を応援してくれる仲間」がいたことで頑張ることができ、夢の実現が加速したのです。

自分1人だったら、今もまだ「いつかやりたいな」という夢のままだったと思います。第一歩を踏み出せたことで次なるアイディアも沸き、どんどん改善することで自信にもつながっていきました。

MIRAISは半年ごとのタームで活動しているのですが、卒業月には卒業パーティーイベントの総監督と卒業文集の編集長を務めました。私はイベントチームに所属していたのですが、チームメンバーとはイベント企画・運営に向けて日々濃密なやりとりをしていたことで深く信頼関係を築くことができました。

「仲間のために頑張りたい!」という想いが、自分でも信じられないくらいのパワーを生み出しました。

しっかりと共通の目的に向かってチームワークを発揮したおかげで卒業パーティーは大成功!当日は感動して思わず泣いてしまったのですが、育休中に大勢の「仲間」と出会い、「感動」して涙する体験ができるとは…!

仲間と過ごした日々の積み重ねは、ここぞという時の底力にもなりますMIRAISを卒業して復職した今も仲間達とは連絡しあっているのですが、1人ひとりの存在が心の支えになっています。また、それぞれの活躍からもいい刺激をもらえています。素晴らしい出会いの数々に心から感謝しています。

自分らしい未来をきりひらくために、ひたすら行動した私。「なんでそんなに行動できるの?」「自信がなくて…」と相談されることもしばしば。

私も決して自信があるタイプではありませんが、ありのままの自分をまるっと受け入れられるように自己肯定感を大切にしています。次回は、「自己肯定感」とは何かをお届けします。

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