【体験レポ】新たなブーム到来… !?オンラインスナックを初体験してみた

外出自粛で昼も夜も在宅で過ごす私たちが求めているのは、「気分転換にホッと出来る時間」ではないでしょうか。筆者はこれまで、仕事をし過ぎて気分転換をしたくなった際には、【Molecule(マレキュール)】でも以前取材でお世話になった東京・麻布十番の昼スナック 恵&ゆきを訪れていました。今回は、そのスナック恵&ゆきが、オンラインスナックを初開催するという情報をキャッチ。これは参加するしかない。早速、朝から夜まで在宅ワークの中で金曜の午後3時から参加してきましたよ。

葛藤の中で企画したオンラインスナック

佐々木恵さん(カウンター右手)。「ありのまましなやかに人生まるごと楽しむ」をビジョンに、対話やコミュニティなど「つながり」の力で自分らしく豊かに生きることを支援している。「仕事」「遊び」「暮らし」「学び」など全てごちゃ混ぜな独自の心地良い生き方を探求&実践中。プライベートでは3歳の甘えん坊な息子のズボラな母。好きな言葉はセレンディピティ。京都大学卒、リクルート、キッズラインを経て、2018年独立。 | 星野由紀子さん(カウンター左手)。金融一筋20年から卒業し、現職は、金スナママ・平本式コミュニケーション心理学スクール事務局長・日本ワーキングママ大学にてSTEAM教育支援・パラキャリスクール立ち上げ準備中、そして最大のお仕事は世界一可愛い2歳の娘の母親。

 

スナック恵&ゆきは、これまで毎週金曜日の午後、東京・麻布十番のチャーリーズバーを間借りする形で開店。どちらかのママが所用でお店に立てない時も、協力しあって毎週お店を開き続けることにこだわりを持ってきた様子を、筆者も常連客の1人として見て来ました。

その中で、3月からの外出自粛ムードの高まりと共に、オンラインスナックの開催へと踏み切った背景にはどんな思いがあったのか、2人のママに聞きました。

佐々木恵さん
佐々木恵さん

これまで自分が大切に育ててきたものを奪われたような、悔しいような悲しいような怒りにも近いような、そんな言葉にならない想いでいっぱいでした。でも、前に進むしかありません。自粛ムードの今だからこそ、人とのつながりを感じられる場や、対話の時間が求められているはずです。だから、自分たちで出来ることを粛々とやろうと考えました。

星野 由紀子さん
星野 由紀子さん

連日の暗い重たいニュースが多く、気が滅入っている人も多いと思います。そんな時だからこそ、少しでも気分転換して、仕事とは関係のない人たちと肩書きを外して、プラスもマイナスも素の自分でいられる場所が必要とも思っていました。ですが、連日のニュースで、5分程度の会話でも感染する恐れがあると耳にし、双方の安全のためにも今は対面はさけ、逆に、オンラインだからこそできる可能性を探りたいと思うようになりました。

ママ2人とも、葛藤の中で自分たちが出来ること=オンラインスナックという強い想いで開催を決意したことが伝わって来ました。

筆者が参加した2020年4月3日(金)は、午後3時から午後6時まで、オンライン上でZoomを使って開かれ、事前にPeatixチケットでチャージ料1600円を購入すれば何時に入退室してもOKというシステム。一体、どんな様子なのかワクワクしながらZoomにチェックイン。

麻布十番の昼スナックはオンライン化したことで世界中から参加可能になった

この日に参加した方は、9名。片手にお酒をスタンバイしている人もいれば、筆者のようにソフトドリンクで参加する人も。常連さんばかりかと思えば、驚いたことにオーストラリア・シドニーから初参加した男性もいました。

その男性は、オーストラリアでも新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3週間自宅に缶詰生活となり、どうにかなりそうな気分でネット検索したところ、オンライン昼スナックの情報に出会ったそうです。

他にも大阪、宮崎、横浜など日本各地からの参加者がオンライン上で集い、東京・麻布十番の昼スナックでは決して出会うことが出来なかった顔ぶれと出会える点は、大きな魅力の一つだと感じました。

ところで、スナックと言えば、ママや隣に座ったお客さんと自由気ままに喋るスタイルが一般的ですが、オンラインでの開催となると、なかなかそれは難しいはず。一体オンラインスナックはどうやって進めていくのだろう、と興味津々(&少し不安)だったのですが、今回は恵ママと由紀子ママが絶妙なパスを参加者に振ってくれるスタイルで進行していきました。

やり取りの一部をご紹介します。

恵ママ「最近一番嬉しかったことは何ですか?●●さんからどうぞ」

女性@東京「メルカリで300円で良いもの見つけることにハマっていて!可愛いものを見つけられた時かな」

男性@東京「自分がやっているスナック仲間で面白い企画が出てきて、今計画していることかな」

由紀子ママ「ウィズコロナ、どんなことを今考えていますか?では、まず私から。人と人との繋がりを今改めて考えています。自分がこれまでスナックを大切な場として温めてきたので悔しい思いもあるけれど、形を変えてもオンラインスナックを通して繋がりを大切にしていきたいな。続いて●●さんどうですか?」

男性@シドニー「世界中が同じ境遇下で戦っているので、今こそ世界で一致団結して何か新しいことに取り組むチャンスでもあるなと思って何かやりたいですね」

男性@東京「世の中にオンライン飲み会がたくさん出て来ているので、敢えて色々なオンライン飲み会に参加しています。オンラインの繋がりが多くなると、逆にリアルの良さを改めて見直せるんじゃないかと期待しています」

ママたちから出される「お題」は様々ですが、1人1人のこの状況下だからこそ感じている心の内を言葉として順番に聞いていくスタイルは、これまでのスナックとはまた違う深みを感じました。

そしてここだけの話、筆者は「最近、嬉しかったことは?」の回答に詰まってしまい、ずっと在宅で過ごしていることで、無意識に感情が平たんになっていた事実に気づかされたのでした。

オンラインスナックだからこその魅力と出会いがある

パソコン越しで3時間のスナックは長いのでは・・・と思いきや意外にもあっという間に終了。今回、初めてオンライン開催をしたママ2人の感想を最後に聞きました。

佐々木恵さん
佐々木恵さん

あっという間で楽しかったです!意外な発見は、全員が集中して話者にじっと耳を傾けていたところです。リアルスナックだと一人の話を全員で聞くことはないですし、もっと流しながら聞いている感じです。

星野 由紀子さん
星野 由紀子さん

普段のスナックは隣の席の人くらいしか話ができないけれど、オンラインだと全員と話ができる、自宅などからリラックスした状態で子供も一緒に参加できる安心感があったように思います。普段はお店に来られないような遠方の方も参加できるとは思っていたけれど、オーストラリアの方が時差の関係で、日本の夜時間帯よりも昼時間帯の方が参加しやすいのは意外でした。

今後は、子どもや10代の学生も参加出来るスナック(学生以下は無料)や、リアルではなかなか会えないような面白いゲストを呼ぶスナックをオンラインで企画していきたいとのこと。

訪れるたび、テーマや雰囲気が変えられるのは、オンラインスナックならではの発想ですね。

一方で、ママたちだけは変わらず同じところに居てくれる安心感があるのは、リアルと変わらないスナックの魅力なのだと、今回参加したことで改めて気がつきました。

今後のオンラインスナック 恵&ゆきの情報は下記をチェックしてみてください!
オンラインスナック 恵&ゆき

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