STAYHOME #半径5mの暮らし方|15. 横田麻里子

横田麻里子さんキャプション

 

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2020年4月7日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が7都府県に出されました。そして、その後全国に。Molecule(マレキュール)として、いま、この状況下で出来ることが何なのかをずっと考えてきました。そこで、最初のアクションとして、外出自粛の中で編集部の私たちがいま、家族や身近な人と共にどんな日々を送っているのか、1人1人のスタンスも含めて記事を通して発信することにしました。社会の様々な情報に過度に左右されすぎず、今できることを家族や自分たちで実行していくことこそが、私たちのスタンスではないかと思っています。

皆さんの半径5メートルの暮らし方も、この連載を通してぜひ考えるきっかけになればと思います。

今回の執筆者

横田麻里子
横田麻里子

4歳からの趣味は「人生計画」。パラレルキャリアでは「未来思考プランナー」としてライフプラン講座の開講やライターとして活動する。編集者として約11年勤めたベネッセコーポレーションを退職し、1人ひとりの人生設計のお手伝いをしたいと金融業界へ転身。4歳と1歳の2児の母として、育児に仕事に楽しみながら自分らしい人生を計画中!

コロナの中、転機を迎える

イメージ写真

この4月から転職して、新しい生活がスタートしました。コロナの影響で入社式が行われるかは直前まで決まらず、最終的にはオンラインで開催されることに。同期みんなに会えなくて残念な気持ちもありましたが、このような事態でも入社を歓迎してくださり、オンラインで参加できる環境が整っていることにとても感謝しています。今は研修期間中で、研修も一部オンラインで受けています。

教育業界から金融業界へと全く異なる業界へ転職したため、子どもたちを寝かしつけた後も猛勉強する日々です。慣れないスーツにヒールを履いての出勤も最初は負担で、家に帰る頃には足に激痛が……。

4月の頭まで子どもたちは保育園に通えていたのですが、その後休園することが決まり、今後どうするか家族会議をしました。

夫も在宅勤務をして育児や家事も積極的に協力してくれていたのですが、都内の実家の母も協力してくれることになり、新生活に慣れるまで子ども達と実家に戻ることにしました。(現在は、実家から戻り夫と子供たちと4人で生活しています。)

子ども達との日々の積み重ねを大切に

4歳の娘は保育園をしばらくお休みすることを残念がっていましたが、大好きなおじいちゃま・おばあちゃまの家に長くお泊りできることに大喜び。

約1か月もの滞在は初めてです。この非日常を前向きに楽しむことはもちろん、その先の日常に戻れるような工夫もしっかりしました。

1.「1日」のメリハリをつける工夫

筆者提供

娘専用のカレンダーを実家にも持ってきて、1日の終わりに毎日シールを貼る習慣をつけました。そうすることで、娘自身も1日1日を意識できます。「5月のこの日に家に帰る予定だよ」と伝えているので、心づもりができているようです。

毎日遊んでばかりになってしまうと、どうしても1日のメリハリがなくなってしまうので、ピアノとワークをする時間をとるようにもしています。ピアノは練習するたびに楽譜にシールを貼っているのですが、シールが増えていくことが娘もうれしそう。毎日練習を積み重ねるとどんどん上手になるので、親も成長に感動しています……!

2.遊ぶときはとことん付き合う

子ども達が家にいる中で仕事をするのは恐ろしく効率が下がるので、遊ぶ時間と集中して仕事をする時間はなるべくわけています。

「仕事をしなくては」と思いながらなんとなく一緒に遊んでいると、私も子ども達も不完全燃焼になりストレスの元。遊ぶときは思い切り遊ぶようにしています。

例えば、歌とダンスが大好きな娘は、「お母さん、今からダンスするからずーっと見ててね!」と言って突然ショータイムが始まるのですが、そういったときはきちんと娘を優先。そのかわり、仕事をするときは「今からお母さん大切なお仕事をするから、その間はあんまりお話できないけどごめんね」と伝えておくと、わかってくれるようになりました。

娘は「お母さん、今お話ししてもいい?」と確認してくれるようになりましたし、1歳の息子も、なんとなくお母さんのオンとオフの切り替わりを察知してくれているようです。「こっち! きてー!」と呼ぶだけではなくお願いポーズをするようになりました。いかなるときも膝にのってくるのは、可愛いからよしとします(笑)。

子ども達は今まで保育園の園庭やお散歩で動き回っていた分のエネルギーがありあまっているので、一緒にパプリカや体操をしたり、庭でフラフープや縄跳びをしたり。

娘の大好きな「ごっこ遊び」は、お店屋さんごっこばかりだと私も疲れてしまうので、最近ブームなのがマッサージ屋さんごっこ。

私がお客さん、娘がマッサージ屋さんとなって「お客様、お疲れですね~」と言ってマッサージをしてくれるんです(笑)。その後は、娘が大好きな親子体操の飛行機を。全身運動で親は疲弊しますが、子ども達とこんなにべったり過ごせることも今後なかなかないかもしれないと思って、しっかりコミュニケーションをとっています。

3.罪悪感を抱きがちな「テレビ見せっぱなし」時間をうまく活用

もともと子ども達用に英語教材を使っていました。家にいる時間が長くなったので、毎日必ず見るように。娘はほとんどマスターしていたのですが、いつのまにか息子まで英語の歌を口ずさんでいて驚きました。

テレビ番組をつけっぱなしにしているのは若干抵抗があるのですが、英語教材だと英語の勉強になるため罪悪感がなく親も安心できます。

花を咲かせるための「種まき」期間だと思って

筆者提供

コロナの影響で実家に戻ってきてから、子ども達と庭にひまわりの種をまきました。その後、子ども達が毎日水やりをして、先日ついに芽が出ました。日々芽がどんどん出てくるので、子ども達は大喜び。

夏に大きなひまわりが咲いたのを見ながら「あのときはコロナで大変だったけど、今は落ち着いてよかったね」と話せる日がくるのが楽しみです。

私はこの自粛期間の過ごし方がとても大切だと思っています。種をまかなければ芽も出ないし、花も咲きません。雑草を抜き続ける忙しい日々を過ごすのではなく、自分が大切にしたいことを優先順位をつけて取り組んでいきたいです。

勉強も、まさに未来への種まき。コロナの影響で試験日が延期になってしまったのですが、この自粛期間を【飛躍するための助走期間】と考え、気を抜かずに勉強する習慣も続けています。

子育てと仕事と勉強の両立は大変ですが、数年先の働き方を見据えると今が踏ん張りどき。そう思えると、頑張るエネルギーもわいてきます。現状を悲観するのではなく、前向きにとらえることは大切だと思います。

離れているからこそ、コミュニケーションは密に

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私はもともとお出かけが大好きで、土日は必ず出かけていました。今は全てのイベントがキャンセルになってしまいましたが、オンライン開催に切り替わっているものも多いです。

毎週末なにかしらのイベントに参加して、出会いやコミュニケーションを大切にしています。遠方の人や子育て中の方もオンラインだと参加しやすいですし、移動時間がない分はしごをすることも可能なので、以前よりも新たな出会いが増えたかもしれません。

「コロナが落ち着いたらオフラインでも会いたいね」と話しているので、楽しみが増えました。オンラインならではのよさも実感しているので、今後は自分でもオンラインイベントを企画したいなと思っています。第二子育休中に、MIRAISで日々Zoomを使って打ち合わせやイベントを行っていた経験も活かされています。

同時に、家族のコミュニケーションもしっかりと。子ども達と夜には夫とテレビ電話をします。離れていても心は繋がっているのはわかっていますが、今日あった出来事を話して共有することは大切だと思います。「お父さーん!」と子ども達もうれしそうです。日々のこどもの写真も夫にせっせと送っています。

未来の自分が喜ぶ過ごし方を

先が見えない状況の中で、心配や不安な気持ちは自分自身で受け止めるようにしていますが、必要以上にネガティブになりすぎないことが大切ではないでしょうか。ニュースやSNSを見ると心配になるばかりなので時間を決めて見る、など。

「これができない」にばかり目を向けるのではなく「じゃあ、どうする?」とポジティブに考えるようにしています。ただむやみに楽観的になるのではなく、気持ちを明るくすることで未来に向かう前向きなエネルギーがわきます。

今は大変ですが、この状況がずっと続くわけではないはず。コロナが落ち着いたとき前向きに振り返られるように、未来の自分が喜ぶ過ごし方をしていきたい。

そのためにも家族みんなで協力しながら過ごしていこうと思っています。

 

皆さんの「半径5m以内の暮らし方」もぜひ教えてください。

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