皆様、初めまして。小3と3歳の兄弟育児に奮闘中のフリーランス企画・PRの岡村紘子です。「ママ、はたらく、おもしろく」をビジョンとしつつも、ゆるく無理なくイベント企画を楽しむ『面白ワーママ企画社』の発起人をしております。今年1月、昭和のスナックを模した映像の配信、収録のためのスタジオ「ヒマナイヌスタジオ神田店」にて、新春スペシャルイベントとして2人のメディア編集長による『昼呑みスナック〜ケイコとノリコ〜』を開催しました。昼呑みスナックのママは、『働く女子と罪悪感「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる』(集英社)を上梓されたBusiness Insider Japan統括編集長の浜田敬子さん(以下、敬子ママ)。浜田敬子さん | BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長 1989年に朝日新聞社に入社。前橋支局、仙台支局、週刊朝日編集部を経て、99年AERA編集部へ。2004年にAERA副編集長、編集長代理を経て14年編集長に就任。16年5月より朝日新聞社総合プロデュース室プロデューサーを経て、17年3月末退社。同年4月より世界17ヶ国に展開するオンライン経済メディアの日本版統括編集長に就任。『羽鳥慎一モーニングショー』や『サンデーモーニング』などにコメンテーターとして出演。お店の常連さんとして、浜田さんの最強のママ友・レタスクラブ編集長の松田紀子さん(以下、紀子さん)がやってきます。松田紀子さん | レタスクラブ編集長 リクルート九州にて『じゃらん九州発』の編集に携わった後、メディアファクトリーにてコミックエッセイを立ちあげ、『ダーリンは外国人』などのミリオンを創出。KADOKAWA合併後の2016年6月より、コミックエッセイ・レタスクラブ編集課 編集長。書籍と雑誌両方の編集長を務める。そしてお店には、子育て、仕事、夫婦関係、会社の人間関係…いろんなモヤモヤを抱えるマレキュール世代(30代〜40代)の悩める女性たち。 昼呑みスナックでは、敬子ママと紀子さんの軽妙なトークと参加女性たちの本音が飛び交い、子育てや仕事の話題を遥かに超越した深い生き方の話題で3時間超の大盛り上がり。さて、そんな笑いと涙の昼呑みスナックとは、いったいどんな場所なのか?当イベントは、ライブ配信も行い、最後に動画のご紹介もさせていただいています。今回は、その一部の様子をダイジェスト版で、岡村がレポートします。最強のママ友!ダブル編集長同士の会話とはワーママが集い、疲れを笑い飛ばして元気になる場所『昼呑みスナック』今日も常連のお客さんがやってきましたよ…敬子ママ:乾杯~!紀子さん:乾杯~!敬子ママ:忙しい?紀子さん:忙しいよねー。敬子ママ: (お酒)飲まない日ないの? 最近、私はほとんど飲んでないのよ。紀子さん:私は20代の時と同じくらい飲んでる、ほぼ毎日。敬子ママ:飲まないの良いよー。飲まないと夜も仕事できるもん。紀子さん:えらいよー、働きすぎ。敬子ママ:仕事しないと死ぬからね我々は(笑)。 そうだ、紀子さん12月に映画のファンブックだしたでしょ?映画「カメラを止めるな!」の。 月刊誌(レタスクラブ)作りながらでしょ?大変じゃなかった?紀子さん: まー、大変だったけど、レタスクラブの編集部はみんな優秀だから、前もって説明して理解してもらえたよ。 ファンブックの私の担当ページそんなに多くなかったけど、編集長として全体は見てたから、最後はさすがに大変だったね。でも、大好きな映画のファンブックに携われるなんて一生に一度あるかないかでしょ、熱量があったんだよねー。やっぱり片手間じゃできないよ、熱量と情熱がないと。気になる二人の出会いは産院!?ワーママAさん :お二人はお仕事関係で仲良くなったんですか?敬子ママ:仕事関係で仲良くなったの?ってよく聞かれるんだけど、同じ産院で同じ時期に出産してたの。本当に運命だった。紀子さん:そう、子育て12年の仲間。 敬子さんに育てられたら塾に通って受験する子に育ち、私に育てられたら野球しかしない子に育ち、ほんと両極(笑)。敬子ママ:紀子さんは、(産院に来る人はナチュラル系ファッションが多い中)毛糸の古着っぽいグランジファッションをしていたから浮いていたし、ペアレントクラスで怒られてたからよく覚えてた。紀子さん:(笑)敬子ママ:ペアレンツクラスで怒られたの私たちだけ、妊娠中もずっと仕事してたから。 1日3時間歩きなさいって言われて。最後の方は心を入れ替えて歩いたよ。紀子さん:私も1日8時間歩いた日あった!(笑)敬子ママ:私たちなりに出産に向けて努力したんだけど、認められてなかったよね(笑) 私たち二人、すごく怒られたこと覚えてる?紀子さん:記憶がない...(笑)それで退院後、児童館で再会して、敬子さんが覚えていてくれて、声をかけてくれたんだよね。 児童館で明らかに浮いているママ同士だったのよ。家が隣駅だったのもその時に知って。あの時、声をかけてくれなければ、この関係にはなってなかった。 職業がこんな感じ(当時、敬子ママはAERAの副編集長、紀子さんはコミックエッセイの副編集長)だから、意気投合して、毎日、敬子さんの家に行って、入り浸っていた。敬子ママ:まだ喋れない子どもとの1対1がつらかったんだよね。 紀子さんと美容師のママと3人で集まって、楽だったねー。紀子さん:そうそう。敬子さんが料理して、他のママで子どもたちお風呂に入れて、理想の共同体だと思っていたよ。敬子ママ:育休最後、温泉旅行いった。楽しかったねー。紀子さん:ほんと楽しかったねー。 敬子さん復職で紀子さんノイローゼに!?指折り数えた復帰までの日産後8ケ月で敬子ママが復職し、残された紀子さんの喪失感は相当なものだったようです。紀子さん:敬子さんが8ケ月くらいで復帰して、行き場を失って、ノイローゼみたいになったもん。早く仕事に復帰したかったー。敬子ママ:大変だった時は、どう乗り切ったの?紀子さん:とにかく、カレンダーの日をつぶして、「あと何日、あと何日で復帰」とカレンダーの日を潰して数えていたよ。。。 あとは、親子で参加できる演劇ワークショップに参加したりしてた。情熱を持て余していたよ。敬子ママ:私は4月に復帰して、そこから夫が3ヶ月育休を取ってたから、復帰した初日から残業したのよ。会社にいたら次々仕事くるから帰れなくて、まだ授乳中だったから胸も張ってきて。なかなかうまく搾乳できなかて乳腺炎になったりして、復帰する前にケアしておくべきたったなぁ。紀子さん:私は5月に復帰したから、敬子さんからのアドバイスを活かして復帰する前に授乳回数を少なくしてケアできたの。敬子ママ:SNSが無かったからね、あの頃。紀子さん:Twitterがあれば、色んな情報収集できて、もっと助かったのにねー。敬子ママ:当時は、エルゴがなかったのよ!スリングで、肩痛くて。 それで、自分でエルゴをアメリカから直輸入してさ。エルゴの伝道師みたいになってたよね(笑)。紀子さん:そうそう!周りがみんな買ってたね、口コミがすごかった! マクラーレンもそう、敬子さんの影響力凄くて、オシャレしたいママが、みんなマクラーレンに買い換えた(笑)。ワーキングマザーの罪悪感はどこから来るの?続いて話題はスナックに参加しているママたちに。 浜田さんの著書のテーマでもある「働く女性の罪悪感」について、掘り下げていきます。敬子ママ:お二人のご主人も子育て・家事はやってくれる?ワーママAさん : はい、うちは結構やってくれます。むしろ、夫が家事をやってくれちゃうからそれが罪悪感、かもしれません。敬子ママ:あるよねー、うちもそう!ワーママAさん : 例えば、夕飯の後、ごはん茶碗洗おうと思ってシンクに置いていたら、全部先回りされて洗われてたり。 家事って、自分のペースでやるタイミングがあると思うんですけど、夫はすぐに洗いたい派なんですよね。なので、「今やろうと思ってたのに!」と思うことはあります。敬子ママ:分かる!私への当てつけ?と感じることがあるのよね。 もしかした、夫は気にしないかもしれない。なのに、「女性だから」って自分が気にしてる。親や世間からの刷り込みなのか昭和の刷り込みが自分の中にある気がするのよ。 そのイラッとした感情溜まらないの?ワーママAさん :最近は、「やってもらおうー!」って思うことにしました。敬子ママ:それでいいのよー。紀子さん:やってもらおう、ありがとうって!ワーママBさん : 私は、会社を経営しているのと、夫が家事・育児スキルが高いので、仕事に専念できる環境なのですが、夫にも仕事があるわけで、私は夫のキャリアを応援できているのかなと感じることはあります。紀子さん: うちの夫も家事も育児も上手だし子煩悩。敬子ママ:紀子さんのところは、旦那さんに転職させたんだもんね?紀子さん:私のほうが仕事が好きだし、私のキャリアを伸ばしたいから、もう少し融通が利くような職場に転職してくれない?とは言った。 夫が自分で選んだことだし感謝しているのだけれど、夫のキャリアを応援できているかというと負い目はやっぱりある。ワーママBさん : はい、その気持ちとてもよく分かります。紀子さん:でもさ、根本的なこと言うと、いくらでも軌道修正できるんだから、「やりたいことがあったらやればいいじゃん」って思うんだよね。夫婦の家事分担、ちょうどいいバランスはあるのか問題そして、共働き夫婦の超重要議題「家事シェア」へと話題は移っていきます…紀子さん:夫婦どっちも働いていて家事シェアしないとまわらない、若い30代の家事シェアに関する夫側の座談会を開催したことがあるんだけど。 そんな家庭の夫側の話が聞くも涙で。。。「一生懸命やっているのに褒められない。」 「妻側のやり方を押し付けらる。」 「かならず、ディスられる。」 「詰問からはじまる。」 なんだって。夫側は、良かれと思って頑張っているんだけれど褒められたためしがなくて、いつも怒られるから、どうせ怒られるんだったらと思ってやらなくなるんだって。敬子ママ: それ、私も途中から反省したよ。もうやめた、喧嘩するより何も言わないで任せた方がいい。紀子さん:言い方なんだよね、伝え方。夫側の分かりやすいように「こうすると効率化だよ。」って伝えると、「なるほどね。」って納得してくれることが分かった。怒りと共に言われると、頑張ろうって気持ちが萎えて「もう、いいや」ってなっちゃう。 家事も得意分野を分けて担当した方がいいかもね。「まかせた」と。部下やチームメンバーだと思えばいいんだよ。「あんたさー」とは言わない。育成だよ、育成。敬子ママ:やりすぎても、やらなすぎても、イライラするし、いいバランス見つけるのが難しいね。(一同、深く頷く)敬子ママ:あら、もうこんな時間。閉店のお時間も近づいてきたので、本日はここまでにしましょうか。 それでは次回、またお会いしましょうね。イベント後記初の開催『昼呑みスナック〜ケイコとノリコ〜』、敬子ママと紀子さんの旧知の深い関係や、それぞれが出産後から様々な葛藤と向き合いながら仕事の最前線を走り抜け、「いま」を生きているその様子が伝わりましたか?『昼呑みスナック〜ケイコとノリコ〜』は、背中を押して勇気付けてくれる優しい空気に溢れていました。働く子育て女性にだって、行きつけのお店(スナック)は必要です。あなたのお悩みに、敬子さんと紀子さんがお答えしていく昼呑みスナック。「罪悪感ポイ捨てラボ」として、この春コミュニティに生まれ変わる予定です!最後に、当日の様子をヒマナイヌスタジオに設置された機材で撮影した動画についても公開していますので、更にスナックの空気感を知りたい方は、ぜひ動画で敬子ママとのやり取りをのぞいてみてくださいね。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2F4PLDVxuBCYI%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E 次回の開催が待ち遠しいですね!それでは、またどこかの街角で、お会いしましょうね。