TV局報道→大学院→兼業PRプランナー(現在)という経歴で、「新しいPRの形を模索したい!」という想いから、マレキュールを立ち上げた真の発起人、井上千絵さん。現在は、企業の正社員でPRの仕事をしながら、個人でもPRプランナーの活動を行なっています。今回は、そんな彼女のライフスタイルを、マレキュール・ファウンダーの1人であり彼女のママ友でもある森田亜矢子が取材させてもらいました。井上千絵(1982年生まれ。36歳。3歳の娘の母。)「限界まで突き詰めたいタイプです!」中高一貫の女子校のご出身で、ご実家は軽井沢に別荘をお持ちという千絵さん。経歴を一見すると、「お嬢様」というイメージを沸き立たせますが、実物は全然違いますよね(笑)。はい、そうですね(笑)。学生時代から、割と体育会系だったのですが、社会人になってからその傾向はさらに強くなったと思います。社会人の最初は、TV局で報道の仕事をしていたので、時間的にも体力的にもかなり男勝りな働き方をしていましたね。お風呂と寝る時以外は、常に頭は仕事のことしかありませんでした(笑)。何かに向かうとき、「限界まで突き詰めたい!」と考えてしまうタイプなんだと思います。社会人10年目32歳の時、メディアデザインを学ぶために、生後10ヶ月の娘を育てながら大学院へ通いました。研究や論文があるので、その時もかなりストイックな生活をしていたと思います。でも、そんな私も、結婚と出産を経て、自分時間がガツっと削減されて(笑)。だんだんと、「もう少しだけ楽になりたいな」と考え始めるようになりました。「子供が生まれたから」ということだけではなく、たまたま年齢的にも息切れし始める頃だったのかも。いろんなタイミングが重なって、「働き方」や「生き方」を見つめ直すきっかけになったのかもしれません。「幼い娘を育てながら大学院に通った2年間は、本当に時間がなかった!」と語る千絵さん 子供を出産がきっかけで、『ライフのバランス』を意識するように現在はどんなライフバランスを意識されているのですか?以前の「自分の時間を全て投入して没頭」から、「限られた時間の中で最高の仕事をする」という感じに意識が変わりました。 娘が生まれて間もない頃、私は大学院生だったので、度々、自宅でも論文を書かなければならないことが。徹夜でPCに向かっていたということもたくさんありました(苦笑)。あの生活の中で、私に余裕がなくなればなくなるほど、娘は体調をくずしたり、グズグズが激しくなるということを目の当たりにしたんです。0歳の赤ちゃんであっても、その反応は如実でしたね〜(笑)。そんな経験を経て、「娘のことをとても大切な存在」であるということも再認識。自分自身のやりたいことは諦めたくない気持ちは変わらないのですが、「娘との時間もしっかり確保するために、どうしたら良いか?」をじっくりと考えました。そして、現在の「半サラリーマン&半フリーランス」という複業スタイルに落ち着いています。ある程度の安定収入を得ながら(サラリーマン要素)、仕事の量をコントロールしつつ(フリーランス要素)、短い時間でしか働けないなら好きなことだけをやる(サラリーマン&フリーランス)。今はすごくバランスが取れていると感じています。娘と過ごす時間は、全力で娘に向き合いたい。そのためには、仕事や家事にもメリハリが必要だと感じています。 ワーク時間は、子供が生まれる前と比較したら、それはもうガッツリ減っているのですが、仕事のやりがいという点では、以前と変わらないかもしれないですね。時間的な制約があっても、「限られた時間の中で最高の仕事をする」ということが、だんだん出来るようになってきたからなのかもしれないです。まだまだ模索中ですが、仕事のやり方については、自分も成長しているなと感じます。娘と過ごす時間は、全力で娘に向き合いたい。そのためには、仕事や家事にもメリハリが必要だと感じています。PR手法もライフスタイルも、型にとらわれずに新しいやり方を探求していきたい女性起業家に強いPRプランナーとして、有難いことに取材や講演の依頼も増えております。今からちょうど半年前くらいですかね。「思いついちゃったー!!」みたいな感じで、千絵さんからマレキュールの構想をお聞かせくださったのは。改めて、マレキュールに懸ける思いを聞かせてください。私がマレキュールで実現したいことは、2つあります。1つ目は、「PRの新しい形を創り出すこと」。私の社会人キャリアは、PRを受ける側→PRを送る側という変遷がありましたが、結局のところ、「PRとは既存メディアに取り上げてもらうための活動」であると感じます。でも、それがPRの本質ではないのでは?という疑問が生まれ、私自身が本当にやりたいPR活動を行うためには、自分でメディアを持っちゃった方がいいんじゃないか?!と思い付いたわけです(笑)。2つ目は、新しい女性のライフスタイルを模索し世の中に提案していくこと。現在のクライアント様とのご縁で、「女性」×「働く」というテーマについての興味関心が深まったのですが、既存メディアで情報を配信しようとすると、どうしても「既存の枠組み」に収められてしまう。多くの女性が、この「既存の枠組み」にフィットできず、モヤモヤする気持ちを抱えているのを目の当たりにしてきたので、枠組みから変えていくようなメディアを作りたいと考えました。母になって生活が一変し、自分のライフスタイルや将来にモヤモヤする気持ち、本当に良く分かります。 すでに日本には、「子育て中ママ向けメディア」が溢れています。育児や教育ナレッジにフォーカスしたものや、ファッション的な要素にエッジを立てたものなど、様々な切り口のメディアがありますが、この私たちの「モヤモヤ」に寄り添い一緒に自分らしい自分を模索してくれるようなメディアは無いんですよね。私もマレキュールとともに、既存の枠組みに囚われず自分らしい自分を模索していけたらと思います。これから私たちが作っていくこのメディアを、どうぞよろしくお願いいたします!▼井上千絵さん主催のPRサロン「ハッシン会議」はコチラ▼