2020年4月7日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が7都府県に出されました。Molecule(マレキュール)として、いま、この状況下で出来ることが何なのかをずっと考えてきました。そこで、最初のアクションとして、外出自粛の中で編集部の私たちがいま、家族や身近な人と共にどんな日々を送っているのか、1人1人のスタンスも含めて記事を通して発信することにしました。社会の様々な情報に過度に左右されすぎず、今できることを家族や自分たちで実行していくことこそが、私たちのスタンスではないかと思っています。皆さんの半径5メートル以内の過ごし方も、この連載を通してぜひ考えるきっかけになればと思います。今回の執筆者子育てマーケター/ライター/コーチング講師など、フリーランスで様々な複業を営む都内在住のシングルマザーです。6歳&3歳の子供たちと、3月下旬より自宅で外出自粛生活を送っております。今のところ、私も子供達も、快適な巣篭もりライフを過ごしてまーす!コロナ前後で一番の変化は「運動量」?3月に入ってから、私のスラッシュキャリア(複業)の中で、研修系のお仕事がほとんどキャンセルとなり、対面での打ち合わせもほとんどなくなりました。普段から食料品は生協2社を併用してまかなっているので、外に出る機会が本当に激減しています。主な外出は、子供達の保育園の送り迎え(自転車で5分)くらいになりましたが、3月下旬から感染拡大を受け自主的に登園を控えるように。母子ともに、運動不足を半端なく感じる毎日です。実は、コロナ前からこの問題はありまして、在宅ワークの課題の1つとして潜んでいたものが、コロナの外出自粛が始まって浮き彫りになっただけかもしれません。 実際に、24時間計測しているスマートウォッチの歩数を見ると、コロナ前後で凄まじく歩数が減少していることが分かりました。2〜3時間の仕事であっても、外で仕事があった日は8000〜9000歩くらい歩いています。また、アポがなくても、近所のカフェなどでノマドワークした日も、7000歩以上はありました。一方で、外出していない日は1000歩台の日も。 「外出した日」と「しなかった日」での日常生活上の運動量がいかに違うかが明らかになり、少々ゾッとしています。「在宅ワーク=運動不足」問題を解消したい!現在、私は再生不良性貧血という難病の治療中です。毎週、病院で採血検査をしているのですが、3月に入って「コレステロール値がやや異常」との指摘を受けてしまいました。思い当たるのは、運動不足だけ! 今まで10年以上、コレステロール値は正常範囲内から出たことがなかったのですが……。いや、ほんと、日常的な運動量には気をつけていかないといけないなと、改めて気づきました。最近は、リュックを背負って、あえて徒歩でちょっと離れた場所にある八百屋まで子供達と一緒に買い出しへ。そのついでに、普段はあまり行かない、これまたちょっと離れた場所にある公園を回って、トータルで3時間程度の外出をしてみたところ、やっと7000歩達成! その外出中に人とは接触していないので(八百屋の支払いくらい)、これくらいの運動は計画して行っても良いかもしれません。 オンラインでできるヨガやジムなど、色々なサービスが進んでいるようなので、この『在宅ワークによる運動不足問題』について今後、抜本的な解決策を模索していきたいと思います!部屋が散らかる……子供と一緒に家で過ごすときの3つの工夫1. 「片付けなきゃ」を手放す子供達が家にいると……部屋は散らかりますよね(笑)。 我が家の6歳&3歳児は、散らかさずに遊ぶことは難しい年頃。家の中が散らかるのが嫌で、1日に100回くらい「片付けて!」と言っていましたが、皮肉なことに、言いすぎると子供達のスルー力が鍛えられてしまい、効果が薄れるんですよね。3月中旬くらいから「片付けて!」の回数が減り、もはや、散らかっている状態への耐性がついてきた気がします。こんな非常事態では、親の方が散らかされることを許容していくしかないのかもしれません。今や、我が家のベースは”散らかっている状態”。「お片づけタイム」を設けてリセットしても、30分と経たないうちにまた散らかるので、「もういいやぁ〜」な気分。口を出さずに静観していると、子供達は膨大な自由時間の中で次々と新しい遊びを開発していきます。その新しい遊びがなかなか面白くて、ふと気づけば、キッチンのダイニングテーブルの下が秘密基地になっていたり……今はOKということにしてます(苦笑)。ただし! 秘密基地の中は、ちょいちょいチェックしておかないと、細かくちぎられた葉っぱとお水が入ったコップ(本人曰く「コロナの治療薬」だそう……)などが放置され、遊んでいる間にひっくり返されて大惨事になります。 外出自粛ムードの中、すでに何度も家の中で大惨事が起きていますが、「大惨事耐性」の方も、高まってきているかも(笑)?2. 最終手段の「映像を見せる」手も効果なしこれまで、子供達に家で映像を見せる時間は長くなりすぎないように注意してきました。が、おうち時間が増えるに従い、視聴時間もズルズルと長期化してしまっております。映像を見ててくれたら、おとなしく部屋を散らかさないかと思いきや……映像視聴を制限する →それぞれ独創的に遊び出す →部屋がめっちゃ散らかる映像視聴を自由にする →3〜4時間くらいは見続けられる →飽きて独創的に遊び出す →部屋がめっちゃ散らかる映像視聴時間がどうであれ、最終的には「部屋は散らかる」と判明。そこで我が家では「散らかることを防ぐ」のではなく「片付け技術を高める」作戦に切り替えました。3.「大人向けギア」を渡すと、子供達が進んで掃除を!試行錯誤してみて分かったことは、子供たちに本格的なお掃除ギアを渡すとテンションが上がり、ノリノリでお片づけをしてくれるということです!<使用OKにしたお掃除ギア>アルコールスプレークイックルワイパー雑巾6枚くらいたらいコロコロダイソンコードレス掃除機ほうき&ちりとりこれらを自由に使ってOKにしたところ、進んでお片づけをしてくれるようになりました。「大人が使うやつ」は、間違いなく子供の大好物です! 掃除機みたいなものも、案外使えるんですね(笑)。ただし! ダラダラやらせると途中で遊びに発展して、片付けながら散らかす→最後は「散らかすonly」に収束していくことが間違いないので、10〜20分程度と時間を決めてやらせるのがコツです。我が家では、「お片づけタイム用のSpotifyプレイリスト」を作って、そのプレイリストが終わるまでに片付けをさせています。 今では、牛乳をぶちまけるくらいの惨事であれば、子供達だけでキレイに現状復帰できるようになりましたよ〜!「外出しない生活」をアップデートこれまでは「外出しない週末」=「罪悪感たっぷり」でした。でも、ここ最近の生活を客観的に振り返ると、普段の「ダラダラして何もしなかった罪悪感たっぷりの週末」とはまた少し違っているなぁと感じます。コロナをきっかけに、自分の新しいライフスタイルが生まれつつあるかもしれません。 特にオススメなのは、『ベランピング』。 花粉も落ち着いてきて、本当ならピクニックやキャンプなどのアウトドアが一番気持ち良い季節ですよね。それなら、「ベランダで仕事をしてみよう」ということで、テラスにアウトドア用のテーブルや椅子、子供達用にポップアップテントを出して外で過ごしてみました。 これ、めちゃめちゃ気持ち良いです〜! ハワイアンミュージックをかけちゃったりして、なんだかワーケーションでリゾートに来ているような気分で、仕事も捗ります。即席メシの「コーンフレーク」や「卵かけご飯」も、外で食べるだけでなんだかいつもよりも格段に美味しく感じちゃったりして♪ 我が家では、ポップアップテントの中で、Amazonプライムビデオの『ゆるキャン△』を見るのが流行っているのですが、実際にテントの中で『ゆるキャン△』に出てくるカップヌードルカレー味を食べるのもすごく楽しいです。とはいえ、通常よりも「ダラダラ度」が150%UPしていることは間違いありません(笑)。どうせ家にいるし、外出時はマスクするし……ということで、基本的にほとんどメイクもしなくなりました。お風呂も2日に一回で、24時間通じてパジャマ兼ルームウェアで過ごしております。一方で、家の中にいても、ちょっとした工夫でいつもと違う体験ができるんだなぁ〜と、外出自粛生活の中で新しい気づきもあります。 今回の新型コロナウイルスの世界的拡大は収束までしばらくかかりそうですが、引き続き、楽しみながら『外出しない生活』をアップデートしていきたいと思います!関連記事https://molecule.news/stories/ayakomorita-file01/https://molecule.news/stories/internship/https://molecule.news/stories/socialdistances-asamisakurai/