「女性が人生の主人公でいられるように 自らの使命を探し続けたい」

バランスボールを使った産後ケアの普及活動をする一般社団法人の代表理事、オンラインのセレクトショップ経営、ご自身のバランスボールのスタジオ経営、そして原理哲学士としても多方面で活躍している上野玲奈さん。子育てをしている母としての一面も。多忙な日常をこなすエネルギーと、彼女の目指す未来についてお話を伺いました!

800人ものインストラクターが所属する体力メンテナンス協会の代表理事をつとめる上野玲奈さん。そのほか、美容液をはじめ厳選された商品のみを扱うオンラインショップ「夢や希望やなにか」株式会社や「スタジオレイナパーク」の経営など多方面で活躍中。

自分の脳内が枯渇しないために心は「ごきげん」身体も「元気」に

会社経営や母や妻、一人で何役もこなされている玲奈さん。日々のタスクをどのようにこなされているのですか。

一般社団法人をひとつ、会社を2つ、原理哲学士の仕事もしています。3歳の息子と、高校3年生の娘、離れて暮らす大学生の息子の母でもあるので、わりとさばかなくてはいけない案件はたくさんあるのですが、私はとにかく頼り上手なので、頭の中でいつもプランニングをしていますが、肉体的にはそんなに忙しくないです。私の脳みその動きだけは、私にしかできないので、それだけが枯渇しないようにいつも動いています。

脳の中が枯渇しないようにするために、具体的にどんなことをしているのですか?

常に機嫌よく、体調も良い状態でいることですね。過去のデータから頭で「〜しなくちゃ」と考え出すと、疲れるし、機嫌悪くなりがちです。頭に思い浮かぶことはたくさんあって、その中で忘れてしまうこともある。でも忘れてしまうことは、きっと今の自分には大事ではなかったのだと、手放すようにしています。

クリエイティブな分野でご夫婦ともに活躍されていますが、どのようにインスパイアしあってらっしゃいますか?

お互いに離婚を経験しているので、そもそも結婚という制度には信用していないんです。期待はあるけど、依存はしていない、というか。

それぞれが自分の使命を全うすることが第一で、それにプラスになる存在であれば一緒にいるだろうし、そうでなければどうしたって離れるようになっていると思うので、むしろ執着しないようにしています。

私にとっては、今のところ、一番面白い親友でもあるし、ビジネスの相談相手でもあるし、女性としての喜びを感じさせてくれる人でもあるので、いてくれるだけでうれしい、という感じです。経済的にはお互いに自立をしています。生活、子供のことは自然に折半みたいな感じ。相手が、私のことを全てわかったと思うような気になったら終わり、だと思っています。

玲奈さんにとってエネルギーを与えてくれる人たちはどなたですか?。

3人の子どもたちですね。同じ母親なのに、あんなに違う個性を持って生まれ、エネルギーを持っています。大人になると、休息してもなかなか回復しなかったりしますよね。それはいろいろ邪魔が入ってくるからだと思うのです。邪魔というのは、五感から入ってくるもの、常識と言われていることや、親から与えられたこと、そして成長するにしたがって、自分を守るために作ってしまった思考回路などです。

人間が本来持っている能力やエネルギーを何にも邪魔されずに使っていけるように、そこに向かって私は活動しているのだと思います。

人は人 自分は自分 人の車を乗りこなしたいとは思わない

3人の子どもとご両親と

人生において「ここで突き抜けられた」というタイミングがあったら教えてください。

離婚したことだと思います。結婚して、そこから生ずる不自由さを経験したからこそ「自分がとらわれている」ことに気がつき、そこから脱却したい、と思えたのです。

日本は今過渡期にあって、女性の自立や権利というテーマがよく話題になってきてはいますが、もう片方では、結婚というシステムを通して「守ってもらいたい」「誰かに頼りたい」と思う人たちと、社会の中に見えない分断がある気がします。ただ、白黒つけないまま、どちらも尊重して対立なしで、いつか解決することがあるのかもしれない。そこが日本の強みでは無いか、と思ったりもします。

私は、女性を救いたいとか、誰かの役に立ちたいとか、仕事をする上では、実は思っていないです。自分が誰かを救えると思うのは、おこがましいことだと感じているからです。

私は自分が産後、心や体の不調を経験したことから、体力をメンテナンスをしよう、という活動をしてるので、人の役に立ちたい気持ちはあります。そして正直なところ、それを評価してほしいという気持ちもあります。ちょっとしたことでいいのです。例えば、身近な人からのフィードバックでも。

究極のところ、私は自分の能力を見つけたいだけなんだと思います。自分の使命を知りたい。死ぬまでに自分の才能を全部見つけたいと思うのです。

玲奈さんの活動や発信には、女性たちが自己肯定感を上げて楽しく生きていけることを願う、そんなメッセージとして受け取れます。

基本的に、全てのことに良いとか悪いとかは無いと思っているし、私は「自分の車を乗りこなしたい」とは思っても、人の車までうまく乗りこなしたい、とは思いません。他の人の車の事までは分かりませんから。

他の人のように速く走れるようになりたいのにできなくて悩んでいる人がいるとしたら、その理由を考えてほしいです。考え抜いた結果、なんだ、そんなに速くならなくても良いか、と気がつくかもしれないし、やっぱりどうしても速くなりたい!と決めてもっと努力するようになるかもしれません。

努力することも大事ですが、しなくて良いことも、実はたくさんあるのです。

子どもが大きくなっても、子どもより一歩先を歩く自分でいたい

女性の自立の話をしてきました。ご自身のお子様にはどんな想いがありますか?

守る義務というか育てる義務はもちろんありますが、それ以外はなるべく干渉せずに育てていきたいです。彼らが必要であろうものを、私が先回りして待っているのではなく、まずは自分で行動して試して、その後で、私のサポートが必要なところ、私がサポートできるところを教えてほしい、そんなふうに思っています。

私の作ったものを食べて欲しいとか、こんな道を歩んで欲しいとか経験して欲しいとかは、私のエゴとしてはなんとなく感じるところはありますが、私以外の人ともたくさん交流して自分らしく進んでいって欲しいです。

私は基本的に子どもは別人格だと思っています。地球規模で考えれば、産んだ時点で母親の仕事はもう終わりにして、育てたい人が育てる社会でも良いと思う時があります。ただ、育てるのは楽しいですから、関われるのは喜びです。

望むことがあるとすれば、大きくなったら世界を小さく感じてほしいと思いますね。「あー、もう地球しか行くとこないよね」っていうくらいのスケールで生きてほしいです。

そして親である私は、いつまでも子供より一歩先を歩いていたいです。人生を楽しんで、世の中って楽しいよ、大きくなると面白いことたくさんあるよ、って私が見せられたら、子供もそう思うのではないでしょうか

社会を想う会社だけが生き残る時代 女性の力やアイデアが今後のカギに

新規事業のお話を聞かせてください。

会社を立ち上げ、オンラインショップ「はずむ身体はずむ心で選ぶ私」をつくりました。私が運営している協会のスローガン「はずむ身体はずむ心はじまる私」から来ています。そんな人たちが選びたくなるようなプロダクトを取り扱っていきます。

まず第一段は、私の父が母のために作ったという高品質の美容液。ヒト幹細胞、プラセンタ、さいたいエキスなどが入っています。エイジングケアっていつからはじめれば良いのかと思いますが、産後などにはぴったりで、使い方も今お持ちの化粧品にプラスオンするのみです。

 こちらのショップでは、作り手の想いがあるもの、私が日常に取り入れたくなるものをRENHAというブランド名で取り扱っていこうと思っています。

 社会を想って運営している会社しかもう残っていかないのではないでしょうか。女性の力やアイデアが今後とっても大事になってくる。そんな考えを商品を通して世の中に伝えるショップにしたいとおもっています。

玲奈さんご夫婦

玲奈さんの思い描く未来を教えてください。

脳の中には数えきれないくらいのイメージがあります。いろんな出会いやチャンスから、何かが起きて、それを経験したあとに、そうそうこんなことがしたかったんだった!って後で感じるようなもので人生を構成できたらと思っています。

基本的な私の中の強いエネルギーは、女性が自由にこの世で能力を活かすことが、子どもたちや未来に必ず良い影響を与えると思っているので、その流れに自然と加担できたらいいですね。