結婚観ぶっちゃけトーク 〜子どもの存在で露わになる3パターンの夫婦関係〜

昨年末、18年間の結婚生活にピリオドを打ち、現在は悠々自適(?)なシングルマザーライフを送っているライターの森田亜矢子です。「旦那さんにイライラしながら送るイーブンではないツーオペ育児」よりも、「自分のペースで進めるワンオペ育児」の方がよっぽどストレスないわ〜と実感しております(笑)。

さてさて。とはいえ、結婚観も人それぞれです。自分軸を模索しながら母になっても自分らしく生きたい【Molecule(マレキュール)】読者の皆さんにとって、旦那さん(パートナー)はどんな存在ですか?私は、自分自身が離婚という決断にたどり着く前に、たくさんのママ友達に、「ぶっちゃけどうなの?夫婦関係は」をたくさんヒアリングいたしました。そこで、周囲の話から見えてきた、【Molecule(マレキュール)】世代女性の『産後に変化していく夫婦関係と結婚観』について考えてみました。

子供へ愛情転移?産後クライシスの実態

この手の話は、数年前から様々なメディアで語られている「産後クライシス」が有名ですよね。出産後に女性のホルモンバランスが変化することや、ママの愛情の対象が子供へ移ってしまうことで、「旦那さんにイライラしがち」→「離婚の危機」という流れで紹介されることが多いテーマ。処方箋としては、「パパは家事育児に積極的に参加しましょう」とか、「パパも育休をとって夫婦一緒にスタートラインに立ちましょう」みたいな話が並びます。

様々な調査で、ママの不満項目として、「育児をもっと手伝って欲しい」とか、「家事をもっと手伝って欲しい」が高得点をマークします。まだまだ男性の家事育児参加率は世界平均よりもかなり低く、ママの家事育児の負担量が相対的に多いであろうことも事実。

しかし、私自身がいわゆる「産後クライシス」の真っただ中にいた時、自分は何に対してイライラしているのか、正確に把握できていなかったと振り返ります。

もしかしたら、産後クライシスのアンケートに回答しているママ達も同様で、「自分が何に対して不満を感じているのか?」の真因に迫れておらず、表層的な「家事育児をもっと手伝って欲しい!」という不満が顕著になっているように見えるだけかも?だとしたら、根本的な原因が解消されなければ、旦那さんがどんなに家事育児を頑張ったとしても、ママの「モヤモヤ」「イライラ」は改善されないかもしれません。(我が家は本当にそうだったので・・・苦笑)

子供が生まれることで変質する夫婦関係は、もしかしたら2人の本質が出る”裸の人間関係”なのかもしれないですね。

「育児パートナー」≠「人生パートナー」!?

産後の夫婦関係のリアルに迫るべく、マレキュール世代のママ友にみんなの夫婦観についてインタビューしてみたところ、概ね3つのケースが見えてきました。

Case1:離婚予備軍

結婚前は大した衝突もなく、比較的穏やかなパートナーシップが築けていたのに、産後は衝突が多くなった。関係良好なパートナーというより、「敵」のように感じることも。

このパターンが一番多くて、私自身もこのケースでした。

このケースの方は、ママの方が一方的にイライラしていることが多く、パパの方はママがイライラしていることに気づいていない、あるいは、イライラしている理由に気づいていない(「なんか最近怒りっぽいよな」くらいの認識)ですね。

イライラの真因は、「同じ人生を共に歩いていない感」を発端にして生まれているものだと感じます。「私ばっかりこんな大変なのに!!」というのは、多くのママが感じている感情ですが、例え家事育児の分担比率がきっちり50%であっても、その不満は解消されないかも?なぜなら、皆さんの話をじっくり聞いていく中で、問題の根本は、家事育児の負担率ではなく、「●●だ!」と感じているママの気持ちにパパが寄り添っていないことにあるような気がしたからなんです。

「いやいや、俺、ちゃんと寄り添ってるよ!」と言うパパ達も多いでしょうが、「パパの寄り添っているつもりレベル」と、「ママが感じる寄り添ってくれているレベル」には主観的な判断による乖離があります。

また、パパの方も普段抱えている悩みなどをママに打ち明けていない場合、それもやはり「同じ人生を共に歩いていない感」に通じてしまうんですよね。「男は黙って・・・」的な昭和の残り香なセクシャリズムは、離婚の危機につながる可能性高いと思いますよ(笑)。

Case2:良好な育児パートナー

旦那さんは子育ての「戦友」。結婚前の関係がどうであれ、産後のカオス期の苦楽を共にできると「戦友」になれる?!

パパが子育ての戦友だという方の話を聞いた時、最初は「えー!!そんなことあるの?」と驚いてしまった私です。私の戦友は、もっぱらママ友でした。パパが戦友になれるかどうかのポイントは、「苦楽を共にした経験の有無」にありそうです。

パパがママと同等か、ママよりも多く「子育ての大変」を経験していると、ママへの適切な労いや共感を示すことができるのではないかと感じました。

育児に一生懸命になりすぎないママ(言い方を変えると、うまい具合にテキトーができるママ)と、子煩悩なパパの組み合わせに多いと感じます。ママがいい感じにテキトーな性格でも、パパが子煩悩ではなく全く家事育児を手伝わない場合、Case1になります。

また、このケースは、スタートアップが大事です。パパが育休を取得したりして、ママの子育て力が上がって周回遅れになってしまう前に、伴走する必要があります。ちなみに、「子煩悩だけど実質的に対してやっていない」、「自分の都合が合う時だけしかやっていない」という自称イクメンの場合は、Case1の方に陥るでしょう (苦笑)。

Case3:良好な人生パートナー

家事育児には全く手を出さない「ゼロメン」であっても、ここぞというときにママの悩みや苦悩に寄り添えることで、良好な夫婦関係をキープ。

かなり少数派ではありますが、パパが家事育児を全くやらなくても、深いところでガッチリ盤石な絆を築けている夫婦もいました。ポイントとなるのは、「ママが本当に困って窮地に追い込まれた時に、しっかり向き合い寄り添えたかどうか」です。

  • 子供への対応で心底悩んだ時
  • 仕事を続けるか、どんな働き方をしていくか迷った時
  • 大きな病気が発覚した時
  • 新しい夢が見つかった時

こんな時に、ママの異変を察知して、ママの心に寄り添ってあげられた経験が年に1度・・数年に1度でもあった場合、日々はイザコザがあったとて、「もう離婚してやる!!!」というところまで行かないようです。

ちなみに、パパが寄り添っているつもりで「上から目線のジャッジやアドバイス」をしてしまうと、おそらく逆効果になるでしょう(苦笑)。これはCase2の「戦友になれるかどうか」にも共通することですが、大切なのは、同じレベルで悩んでくれる(≒悩んでいる気持ちを受け止めてくれる)存在であったかどうか。きっとそのような経験が、夫婦の信頼関係を強化していくのですね。

繰り返しになりますが、圧倒的に多いのはCase1の離婚予備軍です。経済的な理由などから、本当の離婚には踏み切れていないだけで、心はすでに冷え冷えである方も多いんだなと感じました。

夫婦関係はそんなに単純じゃない

「育児パートナー」も、「人生パートナー」も、もはや家庭の外に求めることが可能になっている時代かもしれません現に、私は「育児パートナー」も「人生パートナー」も、ママ友が果たしてくれているように感じています。(そのような関係になるまでには、本当に腹を割って苦楽を共にした経験が、ママ友同士であっても必要ですけどね)

子供が生まれる前であれば、夫婦は腹を割っていろんな苦楽を共にしなくとも、そこそこ良好な関係性をキープすることはできるでしょう。しかし、子無し夫婦であっても、すっごく困って窮地に陥るようなことがあった時にどんな対応を取ってくれるのか?ということによっては、その関係性にヒビが入ることもあるのかも?子供が生まれると、比較的早期に、すっごく困って窮地に陥ることが発生しやすいのかもしれないですね。

自分の中のモヤモヤした不満の真因に、人は案外気づいていません。「旦那さんが家事育児をしてくれない!」というのは、ひょっとすると表層的な課題であるだけかも?

自分自身が、「どんなパートナーシップを築いていきたいのか」をじっくりと考えてみてもいいかもしれないですね。このテーマは、私の”子育てマーケター”としての血が騒ぐので、また今後も深掘っていきたいと思います!

森田亜矢子が提供する2人のパートナーシップのあり方を考える「パートナーシップコーチング」

https://www.bettermadre.com/partnership